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住宅ローンは固定金利?変動金利?どっちがお得?

住宅ローンを組む際に、
固定金利で借りるか、変動金利で借りるか、
悩む人は多いと思います。

そこで、この記事では、

  • 固定金利と変動金利って何が違うの?
  • 結局、どっちで借りるとお得なの?

という点について、書いていきます。
住宅ローンの借り入れで迷われている方は、ぜひご参照ください。

よろしくお願いします。

この記事のまとめ

最初に、この記事のまとめです。

  • 2022年9月時点で、政府と日本銀行の動向を考えると、変動金利の方がメリットがある可能性が高い。
  • そうは言っても、金利が変動する可能性はあるため、資金に十分余裕がある人は固定金利がおすすめ。

なお、この結論は個人的見解であり、今後の動きや各個人の状況によって変わってくると思います。
責任は負いかねますので、最終的にはご自身の判断でお願いします。

固定金利と変動金利の違い

固定金利

固定金利は、ローン返済期間中の金利が一定です。
なので、35年ローンを組むのであれば、35年の間、毎月同じ金額を返済することになります。
つまり、市中金利が上がったとしても、ローン返済中の人は影響を受けません
金利が上がった時のリスクを、貸し手である金融機関が背負うことになります。

固定金利のメリット

毎月の返済額が一定なので、将来の資金計画を立てやすくなります。

固定金利のデメリット

変動金利に比べて金利が高く、返済額が高額になります。

変動金利

変動金利では、ローン返済期間中の金利が半年に1回程度変更になる可能性があります
市中金利が上がれば、ローン返済額も増えます
金利が上がった時のリスクを、返済者が背負うことになります。

変動金利のメリット

固定金利に比べて金利が低く、返済額が少額になります。

変動金利のデメリット

将来、金利の引き上げがあれば、返済額が増えることになります。
金利の引き上げ状況によっては、固定金利で借り入れした場合よりも総返済額が多くなることもあり得ます。

どっちがお得?

2022年9月時点なら変動金利がお得な可能性が高い

今後の動きや各個人の状況によって絶対的な結論ではありませんが、
個人的には、現時点では、多くの人にとって変動金利の方がお得になる可能性が高いと考えています。

変動金利がお得だと考える理由

日本銀行は2022年9月の金融政策決定会合で、当面の間金融緩和を継続することを決定し、黒田総裁は、2~3年の間は金利を上げることはない、と明言しました。

各金融機関は、日本銀行の定める「政策金利」を参考にして自行の変動金利の利率を決定しますが、黒田総裁の発言によって、この政策金利が3年程度は据え置かれることがほぼ確定的になったということです。

さらに、現在の日本は、給料が上がらず、世界情勢の変化によるインフレに苦しめられています。
世界中の多くの国では、インフレ対策のために中央銀行が利上げに踏み切っていますが、日本は金融緩和を維持しています。
このような悪い状況にもかかわらず、政策金利を引き上げないのであれば、3年後に日本経済がバブル期並みの好景気にでもなっていない限り、金利の引き上げはないと思います。

このようなことから、3年以上、現在の低金利は維持されると思われるため、変動金利で借り入れをしても、金利の上昇はしばらく起こらないと考えています。
そして、返済残額が多いうちに、金利を少なく、元本を多く返済する方が効率的であるため、変動金利での借り入れがお得になると個人的には考えます。


ただし、突然金利の引き上げが行われることもあり得ます
その場合、早期に繰り上げ返済することによって総返済額を減らす必要が生じますので、住宅ローン減税で還付された所得税を貯蓄や投資に回し、いつでも繰り上げ返済できる準備を進めていくことも重要です。